底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

【SES】単価交渉ができる営業、できない営業

2020年12月現在、地球はコロナが蔓延してて経済状態はちょっとやばい状態です。今までこんなことなかった。3.14でもここまでひどくなかった。コロナ禍前は「仕事ありまくり状態」で「エンジニア不足状態」だったわけですが、今は状況がまるっと逆転している感じらしい。リーマンショックの時も経験してるので不況の怖さは知ってる。あんなことは2度と起きてほしくない...

 

とはいえ、今のSES先には去年(2019年夏)から参画してるので、もう1年半弱経過したわけです。最初から3ヶ月経過ごとに契約を延長する、という契約だったのでなんとか4回の契約延長を勝ち取ってこれた自分を褒めてあげたい。またSES先からは2021年1月から半年の延長契約依頼がきました。

 

さて、主題の「単価交渉のできる営業、できない営業」についてですけど、そもそも単価交渉って頻繁にあるんですかね。私は実はそーいう場面に出会ったことがない。自ら交渉したこともない。しかし、1年経過したしそろそろ単価考証したっていい時期だろうと思いました。

 

  • 最初の契約時点ではコロナ禍前だったこと
  • 案件内容的には開発職ではないこと
  • 1年半弱経過し、また半年の契約延長依頼が来たこと

 

上記3点を鑑みて、世話になってる営業契約している企業の営業に相談をした。「なんとか単価交渉出来ないですかね?」営業さんは「コロナ禍ということもあり、正直言うと”仕事があるだけマシな状態”なので単価交渉は厳しいかもしれませんね」と言う。確かにコロナ禍でプロジェクト自体がなくなり仕事にあぶれるエンジニアもいるだろうな・・・とよく知らないけどなんとなく納得できる回答だと思った。

 

当初の予定では3ヶ月ごとの更新のつもりだったので、2021年1月から3月までは今まで通りの単価で契約し、もし4月以降も延長があるようならそのタイミングで上げてもらえるように交渉するつもりだった、と営業さんは言う。しかし実際は1月から半年間の契約依頼だった。ここで単価交渉ができないと今度交渉できるのは6ヶ月後になってしまう。

 

「わかりました。一応そちらの内容(今まで通りの単価)で一旦検討させてください」と営業さんに言って電話を切った。個人的には今の単価でも大きな不満はないが、フリーランスでやっている以上、稼げる時に稼いでおかないといけないのではないか?という気持ちもありつつ先の見えないコロナ禍の状態でまずは仕事にありつけていること自体に感謝すべきなのではないか?という思いもあり、なんともいえない感じだった。

 

電話を切って15分後、営業さんからの着信があり、電話に出てみると「単価2万円アップでいいそうです」とのこと。聞けば、単価の話を上位会社にしたところ、上位会社が調整して2万円アップで契約をまとめてくれたそうである。

 

「そう言うことなら喜んで契約します!」と言って話を終えて電話を切った。結果的に単価が上がって良かった。2万円アップなので6ヶ月で12万円。大した金額ではないけど、上がったことが何より嬉しい。

 

で、表題の「単価交渉できる営業、できない営業」に話を戻すと、この営業さん弱気すぎて単価交渉出来てないと思う。結果的に上がってるから出来てるという感じも否めないが、おそらく「技術者が単価あげてくれって言ってるんですよ〜」と相談ベースで話をしてもし上位会社が「それはちょっと」と言われたら速攻引き下がってた可能性が高い。これくらいなら新人営業でもできる仕事である。「それはちょっと」と言われたところで「とはいえもう1年半も案件関わってて、これから先半年も契約延長になったわけですからSES先からの評価もいいので、上げてもらえませんか?」と状況をひっくり返せる力がベテラン営業には欲しい。お客さんの要望だけ聞いて対応するのは、ベテランでなくてもできるわけなので。

 

一体いくらで元請けは企業からお金をもらってるのかわからんし、契約してる会社は何%のマージンを引いて私に仕事を下ろしてるのかわからん。平均的に一人の技術者をSESで契約すると100万円くらいはかかる、というのは相場感として知ってるが、それは開発の場合で、今関わってるQAの場合だと案件にもよるが下は60万円くらいからなのではないか(単価で40万〜というのを見かけた)。とするとそこまで高い金額ではなさそう、と推測できるけどそれはそれとして営業さんには頑張って欲しい。