仕事に飽きてきたと自覚してきた時の振り返り
今のQAの仕事に飽きてきた。
2週間に1度くらいのペースで何かしらリリースがあり、そのリリースのためのQAをずーっとしているのだけど、なんとなく飽きてきた。1つのプロジェクトは大体15〜20人日くらいの工数なので、アサインは1人だったり2人だったり。それ以上だったりするのだけど、プロジェクトのリーダとして見積もり・テスト計画・テスト設計・テスト実施・テスト実施報告・リリース判定とやることは盛りだくさん。当然アサインメンバーが増えれば増えるほど管理工数も増える。
QAを実施するプロジェクトの内容はスマホアプリだったり、サーバサイドだったり、ごくたまにフロントエンドだったり。それに加えて、日本リージョンと海外リージョンのプロダクトをそれぞれ。
PMやディベロッパーの仕事の煩雑さも理解するが、QAも結構やること多くて大変なのである。リリース後にインシデントでも発生すれば「QAは何やってるの?」となるので...
今のSES先に参画した当初は「QA」という業務自体未知のものだったので、PMとの連携やディベロッパーとの連携などでわからないことばかりで迷惑ばかりかけた。今はある程度PM、ディベロッパーとの信頼関係も構築出来てきているので仕事のしやすさは当初と比べればだいぶ上がってきたと思う。そういう意味では、今の方が仕事は楽になってる部分があると思う。
参画当初は
- 「業務何もわかりません」
- 「テスト実施についても何もわかりません」
- 「なので、全部教えてください」
という状態だったのが、すでに通り過ぎていて、
- 「業務を知っているべき」
- 「熟知しているべき」
- 「テスト実施の効率化を考えるべき」
- 「テスト実施しやすいように配慮すべき」
というような立場になっている。ちなみに上下で責任の範囲は増えたが、単価は5%しか上っていないのはご愛嬌。
おそらく、というか多分「責任」が増してきていることで「作業量」が増えてるので、それが精神的な圧迫になり、「仕事飽きた」に繋がってる気がする。逃避行動というような感じか。あと、プロパーの人がPLによるパワハラめいた叱責が続いたことで精神的に本格的にやられてしまい、鬱症状を発症してしまったことも外的要因としてあると思う。精神的な防御反応的な。
このプロパーの件は個人的には直接関係ないのだけど、やはりショックは大きい。「次の標的はオレになる」という恐怖。それと単純に業務知識のある人がフェードアウトすることで、負担がより増えるということ。それと併せて、チーム内のPLの下にいる若手QAエンジニアがチームリーダーとして頑張っているが、その人の負担が目に見えて増えてきているので、その人が爆発してしまわないかも心配である。
つまり、QAチームとして崩壊寸前なのである。若手QAチームリーダーがもしなんらかにより仕事ができない状態になったとしたら、おそらくQAチームは業務が回らなくなる。みんなこのチームリーダに頼りまくりなので。QAチームが崩壊寸前、決壊寸前に見えるので、「今のうちに逃げたい」という気持ちが膨らんできているのかもしれない。
ただ、多かれ少なかれこんなことはどこでも起きているし、業務内容がルーチン化(そこまでルーチン化してるわけではないが、繰り返しという意味で)によるマンネリ化はどんな業務でもある程度続けていればなりえるし、いちいちそれを理由に仕事を辞めていたらあっという間に50歳になってしまうし、今度は仕事を選ぶこともできなくなるから、諦めずに自分を自分で奮い立たせて頑張るしかない、という気持ち。
逆に今の状況はピンチなわけで、そのピンチな状況を自覚しつつ、どうやって乗り切るか、乗り切ったかを自分の糧にすることで経験値がまた上がる、と意識すればモチベーションが上がる気がしてきた。