底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

コミュニケーション能力を勘違いしている

友人などと会話するときによく喋る自分は、コミュニケーション能力が高い方だと思っていた。いわゆるSES面談でもよほど案件内容と過去実績の乖離がない限り、お断りされたことがなかったのでコミュニケーション能力があると思い込んでいた。技術的な経歴でよほどアンマッチでなければ、あとはコミュニケーション能力に難ありと判断されて面談でお断りされる、とかあると聞いたので。

 

会話は普通に出来る、ユーモアを交えた会話も出来る、老若男女の違いなくスムーズに会話出来る、つまりコミュニケーション能力がある、と思い込んでいたけど、最近自分には「本当の意味」でのコミュニケーション能力は足りてないのでは?と感じる。

 

  • 親しい友人間で普通にユーモアを交えた会話をする
  • 親しくない関係の人と雑談をする

 

これは比較的社会人とかは関係ない一般的にベーシックな能力で、ある程度の社会人経験があれば誰でも持ってるいる能力だということに最近やっと気づいた。自分はこの能力を「コミュニケーション能力」だと思っていたが、それは違うのでは?と感じている。ではコミュニケーション能力って何?ということになるが、以下のようなことだと思っている。

 

  1. 言わなくていいことを言わない
  2. 相手にものごとを正しく伝える
  3. 言い方(言葉のトーン)を適切に行う

 

 

言わなくていいことを言わない

おしゃべりが好きな自分のようなタイプは、発言することそれ自体に価値があると思いがちなので、つい喋り過ぎてしまうことがある。発言の中で本当に必要なことは多くなくて、余計な情報を話してしまうことで会話(情報の伝達)の中の本質がぼやけることが多い気がする。相手が「結局何を伝えたかったのか?」となってしまってはコミュニケーションの失敗だと思う。沈黙は金、雄弁は銀という言葉があるが場合によっては喋らないことも必要だと思う。しかし、ミーティング等で「何か喋らなくては」という強迫観念のようなものがある自分にとっては大変厳しい。

 

 

相手にものごとを正しく伝える

特に自分の場合「相手にものごとを正しく伝える」能力が低い気がする。文章でも口頭でも複雑な内容を正しく相手に伝える能力が足りていないと思う。思ったことをなんとなくで伝えようとすると、情報が不足していたりして正しく情報が伝達されないことが多い気がする。あと、だいたいこういう場合は「自分が伝えようとしていることそれ自体をきちんと理解していない」ことも多いような。

 

 

言い方(言葉のトーン)を適切に行う

比較的自分は相手に対する言葉のトーンは抑えめというか、穏やかに会話しているつもりだけど、人によって「正論なのだから強めに言っても仕方ないよね」と考えてるのか、言われた相手が傷つくことも気にしない人がたまにいる。言われた側は傷つくし不愉快になるのでコミュニケーションとしては良くないと感じる。明らかなミスに対する指摘だとしてもミスを繰り返させないためのアドバイスなら高圧的に言わなくても伝わるので、正しい言葉のトーンを選択していきたい。

 

 

自分自身を振り返ってみるしかない

よくエンジニアは会話下手でコミュニケーション能力がなくても良い、みたいな風潮があるが、むしろエンジニアの方が複雑な仕様把握などでしっかりしたコミュニケーションが必要。ちなみに今の現場で一緒に仕事している優秀なエンジニアの人は、確かに会話下手なのかもしれないが、理路整然としたレンスポンスよく会話してくれることが多いので仕事がしやすい。

 

自分にコミュニケーション能力があると誤解して、実はあまり能力が足りてない人は、実は相手に負担をかけていることを認識した方がよい。会社で仕事をしていると面と向かってコミュニケーション能力についてアドバイスをしてくれる機会はほぼないので、自分で気づくしかない。

 

自分が伝えたいことがきちんと伝わってないように感じることが多いとか、人より妙に無駄な会話をしてしまっているとか、急に相手との関係性がギクシャクし出したとか、何かしらのアラームが鳴った時は、普段の自分のコミュニケーションを振り返ってみては?

 

もしその気づきでコミュニケーション能力が高まるとしたら、より1段階優秀なビジネスマンとして成長できると思うので。