【ゲーム感想】メイQノ地下ニ死スをプレイしました
セールやらなんやらでPSvitaのゲームを購入することが増えたんですが
- THE推理
- サクラ大戦1&2
- VA-11 Hall-A
- サガスカーレットグレイス
と、ほとんどアドベンチャーかシミュレーションRPGということで純粋なRPGをちょっとプレイしたくなったので前から気になってた「メイQノ地下ニ死ス」を購入してきました。※サガスカーレットグレイスはRPGなんですけど、フリーシナリオシステムでちょっと変化球なので買ったもののまだ未プレイです。
開発・発売はゼロディブ/コンパイルハートです。今までゲーム人生で初めてコンパイルハートのゲームを買いました。コンパイルハートのゲーム、という時点である程度買う人が決まってるんじゃないか、という偏見があるのですが、まずは気にせずプレイしてみました。
どんなゲームか?
あらすじ
この星の自転が止まり、夜だけとなってしまった世界。星の自転を再開させる「星のネジ」を回して世界を救うため、ネジを回す資格を得るためにエストラを初めとする5人の魔械士は、おともとなるガーディアンたちを引き連れ、4つの塔を攻略するための旅に出た。
ゲームを起動すると、ペロペロっと文字情報が流れてきて、上記のあらすじが流れます。星の自転が止まり~というけっこうヘビーな状況だと思いますが、ゲーム中ではとくに困ってる様子が感じられないです。
ザックリいうと、可愛い女の子たちが主役の3DダンジョンRPGです。
左からフレア、セティア、エストラ、マキ、コニー
見てわかる通り、露出とおっぱいがすごい女の子ばかりです。ゲーム中気になってしょうがないです。そしてこの女の子たちと一緒に冒険するのがガーディアンと呼ばれるロボットたちです。
このガーディアンをカスタマイズしてダンジョンを攻略するのですが、なんとなくメタルマックスの匂いがしますね。というのも、このゲームのディレクターとしてメタルマックスに関わってきた田内智樹さんが参加されているのです。
ガーディアンはメインボディと両腕をそれぞれカスタマイズ出来て、更にボディに魔石と呼ばれるコアパーツを追加することで、色々な恩恵を得ることが出来ます。
バトルでは、ガーディアンがメインになるのですが、さきほどの女の子たちも実は戦闘が可能で結構強力な攻撃をすることが出来ます。女の子一人につきガーディアンが一体というセットになっていて、バトルでは3人まで参加できるので、ガーディアンと合わせて都合6人でバトルに参加します。ガーディアンが攻撃する場合は女の子は攻撃できません。逆も然りで女の子が攻撃する場合はガーディアンは攻撃できない、という仕組みになっています。
バトルシーン(女の子たちはバトルフィールドには表示されません)
ダンジョン構造
オーソドックスな3Dダンジョンです。オートマッピングにも対応していて迷うことはないと思います。いわゆるカニ歩き(左右のスライド移動)も可能なので、移動はスイスイ行けますが、やたら切り返しのある通路や壁などに当たるたびにキャラクターが「痛い!」などと声をあげるのがちょっとうっとおしいかな...
それとダンジョン内は結構広くて、本当に迷宮になっています。が、エンカウント率も低く一本道なので思ったより攻略に時間はかからない感じです。ある程度まで進めた段階でもし途中でダンジョンを脱出しても、1階に必ずエレベータ的な装置が設置されていて、過去に行ったことがある階であれば戻るのは簡単なので手戻りも少ないのはいいですね(ただし必ず該当階でその装置を起動しないといけない)。
いかにもコンパイルハートゲームという感じ
ゲームシステム的には、ガーディアンの改造や3Dダンジョンの攻略という部分で比較的面白さを感じる。バトルもテンポよく(Rボタン押下で前回のバトルコマンドを踏襲出来たり、○ボタン押下でバトルテンポのアップなど)快適に作られてる部分もあるが、いわゆるイベントシーンでの省略っぷりや会話シーンの平面感というかいかにもコンパイルハートっぽさ(安っぽさ)を感じてしまう。
会話シーン
この立ち絵だけで会話をこなすのは、以前にも記事で指摘したのですが、どうしても「手抜き」に見えてしまう。会話だけでなく会話中に移動する場合も画面上でキャラクターが横にスライドするだけで非常に平面的に感じる。
これはコンパイルハートのゲームフォーマットとして必ずあるものなのかどうか知らないが、コンパイルハート製のゲームでこの「立ち絵会話方式」を取らないゲームがあるのかどうか興味がある。
なにかイベントがあっても、テキストだけで表現されるので、臨場感が薄いのも気になる。なるべくお金をかけずにゲームを作ろうとするとこうなるのかな、という印象がある。この記事の冒頭で『コンパイルハートのゲームを買うのは決まった人ばかり』と書いたが、実際プレイしてみてその印象が強まったというか...
なんとなく以下のような要素がゲーム中に占める割合が多々あり、それに馴染めないとキツい。
- 女の子がワイワイやってるのを眺めるだけ
- 深夜アニメの萌アニメのようなテンプレっぽい凝り固まったキャラクター性
- 男性キャラクターは添え物
ゲームシステム自体はガーディアンのカスタマイズ性も含めて広がりというか可能性を秘めている気がするが、コンパイルハートフォーマットに則った部分が多いとその時点で作品自体の幅が一気に狭くなっているように感じる。言ってみればまったく冒険心がないシナリオというか...
魔械士とガーディアンの組み合わせというのは面白い要素だと思うんですが。
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