4月に入りました。あと3週間もすればメタルマックスXeno(ゼノ)が発売されますね。もう予約しましたか?予約してない??店頭で買えればいいですけど、もし買えなかったりするとプレミア価格で買う羽目になっちゃうかもしれませんよ。低下で確実に購入したければ、予約特典もつく予約が確実です。...とはいっても、もうLimited Editionの消化率は90%まで来てますんでギリギリだと思いますが...
今回記事にしようと思ったのは、タイトルのとおりなんですが、メタルマックスシリーズの初代からキャラクターデザインなどで参加されている山本貴嗣先生についてです。まずはファミコンで発売された初代メタルマックスのパッケージから見てみましょう。
発売当時の僕はこのイメージイラスト(パッケージ)をゲーム雑誌で見て異常に興奮したのを覚えています。真ん中にドカンと大きな戦車・砲身を下から眺めるアングル、戦車に乗ってるハンターメカニックソルジャーの表情、そして迫り来るモンスターの異形。今までRPGといえば、騎士が活躍するファンタジー世界という固定観念が強かったですが、このメタルマックスのパッケージは微塵もそんな要素がない。「こいつぁやべーゲームが発売される!絶対買わないとダメだ」と当時の僕は強く思いました。
実際買ってみて、プレイしてみて、「思ってた印象と1mmもズレてない、最高のRPGだ!!ありがとうデータイースト!!」と強く感謝の念をおぼえました。学校の友人にも片っ端から勧めたのですが、当時の僕はまったくただのクソガキで人徳もなく、パワー型タイプでもないので、強制力もなく、また周りの友人達は長いものにまかれろ精神が多く、ドラクエFF以外のRPGは認識の外にあるようでした。なのでメタルマックスをプレイしていたのは、周りで僕だけだったのではないでしょうか...
最初のメタルマックスの出会いから数年、ゲーム雑誌にメタルマックスの文字が踊っていたのを見た僕は狂喜乱舞しました。「メタルマックス2が出る!」こんなに嬉しいことはありません。ゲーム雑誌で新情報が発表されるたびに、「今度のメタルマックス2はどんなに最高なのだろう」と興奮してました。
第一作と似た感じではありますが、今度はキャラクターにフォーカスしたデザインで、よく見ると小物がしっかり書き込まれていてずっと見ても飽きません。今作からパーティに犬が追加されたので、真ん中にドッシリ構えているのも微笑ましいです。ゲーム自体もここでわざわざ言う必要ながないほど良い出来で、特にはっきりしたシナリオがゲームを盛り上げました。
そしてその次に発売されたのが、ファミコンのメタルマックスの完全リメイクであるメタルマックスリターンズ(MMR)。当時スーパーファミコンのソフトと言えば1万円超えが当たり前で、当然MMRも1万円超えでした。ファミコンですでにクリアしたソフトを、いくらSFCでリメイクとはいえ1万円以上もするゲームを買うことは当時できませんでした...社会人になってから中古ソフトで手に入れました。
ソルジャーのおっぱいに注目しがちですが、よりシリアスな印象のMMRのパッケージ。山本先生の人物造形は骨や筋肉がしっかり感じられるのがすごいなぁと思います。パッケージにギュウギュウにキャラクターと戦車が密集して迫力ありますね。
ということで以上メタルマックス3作のパッケージを改めて眺めてみますが、めちゃくちゃかっこいいな...ということです。もし今このパッケージだとしても十分かっこいいと思えるんですがどうでしょうか。
そしてあまり評判の良くないとされているメタルマックス4のパッケージがこれです。
単体でみるとあまり違和感なかったんですが、たしかに並べてみると、個性的すぎるなぁという印象が強いですね。特にアンドロイドのサーシャがバイクになっているところや、主人公の難民の子みたいな風貌。というかロゴデザインもちょっとよくわからないんですよね、今あらためて見てみると。特に「4」の字体と文字の中に犬の足跡が入ってるデザイン。それと「METALMAX」という英字のなかに「メタルマックス」と注意書きのようなカタカナが入ってるのはどうなんだろう...全体的にごちゃごちゃしていてあまり洗練されているとは言えないロゴデザインだと思います。
メタルマックスシリーズ自体はすでに20年たつ長寿シリーズで、ゲームユーザの高齢化が言われていました。ということで、子どもたちに手にとってもらおうと主人公キャラクター(ヒナタ)を同年代の元気な少年に設定したと推測しているのですが(ヒナタのカラーデザインも全体的に発色がいい)、それが悪い方にきちゃったかな、という感じです。パッケージのヒナタはまだいいのですが、公式サイトのヒナタは個人的にもちょっとどうにかならなかったのか、という感じはあります。
センス、という意味でいえば薄紫のアーマーと茶色のパンツ、青い髪色と緑のヘルメットや差し色の赤がすごくうるさいです...なぜこれでOKが出たのか疑問ですが...公式サイトのキャラクターの項目を見に行くと、ファミコン当時よりなんかキャラクターが古い印象です。
愚痴を言わせてもらうと、パソコンで色をぬるようになった山本先生のイラストは、色づきがのっぺりしていて最近はあまり好きではないです。線画は相変わらず素敵なんですが、テクスチャっぽい箇所とかいかにもテクスチャを貼り付けましたという感じで、立体感がないんですよね。グラデーション部分もなんかグラデーションならではの淡さを感じにくいというか。
ただ先程の公式サイトのヒナタのイラスト(デザイン)ですが、山本先生が描いたものではないんじゃないか、という気がしています。元になる線画は山本先生かもしれませんが、色を塗ったのはゲーム内アニメーションを担当したスタジオ4℃かまたは他の誰かだと思います。色の塗り方が山本先生っぽくないのがその理由です。
というか、ゲーム内アニメーションの出来も正直あまり完成度が高くなく、先生のキャラクターデザインが仇になったかどうか知りませんがキャラクターデザインがなんか雑な印象でした。
と、ここまで見たところで言わせてもらうと、メタルマックスシリーズの大ファンであり、山本先生のファンでもある自分からすると山本先生のパッケージデザイン自体はあまりダサいとは思いません。ただ4のパッケージデザインに関しては、もっと別のデザインにするという事もできたのではないか、という気持ちはあります。
上記はメタルマックス4の限定版のパッケージデザインですが、正直通常版パッケージよりもだいぶかっこいいと思います。ヒナタも公式サイトよりもかっこよく見えます。全体的に「最近流行の」キャラクターデザインではないかもしれませんが、流行とは無縁のかっこよさがあると思います。個人的には、メタルマックス2のリメイク作であるメタルマックス2リローデッドのパッケージデザインよりは良いと思っています。
ちょっと線が細いキャラクターというのがあまり好みじゃない、というのもあるんですが、無個性な感じがピンとこない感じです。ゲーム内容自体は非常に良いので、これから買おうと考えてる人には気にしないでほしいのですが。
直近のシリーズで一番かっこいいと思うのはメタルマックス3のパッケージデザインです。荒廃したビル群とバイクに乗り込んだ女の子の構図。ロゴデザインもシンプルながらシャープでとてもかっこいいですね(よく見るとカナで「メタルマックス」と文字が入っていますが、このカナ文字はMM4のロゴにも入り込んでますが、こちらのほうが上手に入っているように見えます)。ファミコンやSFCのときのメタルマックスに近いイメージを感じます。
記事のタイトルに話を戻すと、「山本貴嗣のパッケージデザインはMMシリーズにおいて足かせになっているのか?」という意味では、足かせにはなっていないがファン目線で見てもあまりよくなかった4のようなデザインをゲームパッケージで今後使うのは避けるべき、という感じです。もしかしたら、山本先生のキャラクターデザインは現代で考えるとちょっと古臭さは否めないのかもしれません。偉そうにすみません。でも最近のイラストーレーターで有名な人って女の子はかわいいけど、男性キャラクターはあまりカッコイイキャラクターを描けない人多い印象なんですよね...山本先生はどちらも魅力的にデザイン出来ると思ってるんですが...
4/19に発売されるメタルマックスゼノのパッケージはとてもカッコイイですね。主人公のタリスの背中とレッドウルフがバーンとデザインされていてクールな印象を与えています。もうこの時点で名作確定ですね。というか、メタルマックスシリーズで名作にならなかったのって一つもないんですけどね!
PS4本体は持ってますか?PSVitaは持ってますか?準備OKですか?楽しみに発売を待ちましょう!
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