底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

【老害のはじまり】最近の自分を振り返ってみた

最近の自分は本当に不甲斐ないことが多い。とにかくしょぼい。干支一周分くらい下の年齢のチームメンバーのいう正論にやり込まれるのが悔しくて「それはウチの今までのやり方ではないですね」などととにかく反論している。最初から「反対」のスタンス。全く建設的ではないし、そうやってなんらかの意見に対して「批判めいた意見」を出すことで「考えて発言してる感」を出そうとしている。「さすがベテラン」とでも思って欲しいのか。欲しいのだろう。

 

正直イライラしてるのは確か。何せことあるごとに「このやり方の方がぶっちゃけいいと思うんですよね」というように効率的なのかちょっと微妙ではあるが、それらしい意見が出続けることに。それまでのやり方をただ踏襲しているだけの自分が馬鹿にされているように感じてしまう。

 

なんでこんな非効率なやり方で仕事してたの?

 

と暗に言われているように感じてしまう。もしかしたらその方が本当に効率的かもしれない。効率的かもしれないが、品質の犠牲があるのかもしれない。そのあたりが判断つかないので、とりあえず「でも・・・」などと批判の論調からスタートしてしまう。会話しつつ「不毛だな」とは思うのだけれども止められない。短気なのでこういう話になると「あ”?!」という言葉を発してしまいそうになるのがやばい。発してしまったら負けである。

 

相手を言い負かしたいわけではないが、どうしても素直に「そのやり方でやろう」といえない自分がいる。だって何も考えてないみたいだから。「このようにやり方を変えようと思います」と意見を言われることに簡単に首を縦にすることは楽だけど、それだと結局何も考えてないことになってしまうように思える。間違えてるわけでもなさそうだが、本当にそれでいいのだろうか?と思案してみる。パッと指摘できるようなことに気づくことができればいいのだけど、頭の回転が良くないので何も気づかないし閃かない。そうなると本来は意見を特に出せるわけではないはずだが、それだと立場がないので「とりあえず反対意見」といった感じ。全く情けない。反対意見も中身がないので、本来の話の横道に逸れてしまうこともしばしば。何をやっているのか・・・。

 

これはプライドの問題なのだろうか?ここでいうプライド、つまり誇りとはなんだ?何がその誇りを汚すというのだろうか。この現場で3年近くやってきた誇り?最初の1年は今見たら失笑もののテストケースを書いてきたのに?その後2年目までは、テストチームのリーダーになってプロジェクトに携わったものの仕様に関する理解不足が多すぎて、テストケース自体は使い物にならなかったのに?伝わらない外部レビューを繰り返してきたのに?テストケースの期待値に「XXXが正しく表示していること」などと曖昧な記載をしてきたくせに?

 

そんな経験年数だけの誇りなんて大事にしてどうするのだろう。それよりむしろ「そういうやり方もあったのか」と気づかせてくれたことの方が大きいのでは?効率的にテストを設計するには?ということを考えるきっかけになったのではないか?これまでの2年より、「効率的なやり方」を特に重視する考えを持つ若いメンバーが入ってきたここ最近の1年の方がよっぽど色々と身についていると思わないだろうか。確かに「効率」だけを考えるのは全く100%正しいわけでもないし、雰囲気で設計してる部分もあるので、全面的に「OK」とすべきではないかもしれないけど。今が自分が一皮剥けるチャンスなんじゃないだろうか。

 

悔しいから、もっと成長できるように頑張るぞ!