底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

【みんなどうしているのか】フリーランスの単価交渉

技術(力)もないのにフリーランスシステムエンジニアやってるわけですが...

 

技術力がないので、案件紹介で気になるのは「単価」よりも「業務内容」の方なのでタイトルほど単価は気にしない(出来ない)ほうです。過去の言語経験や業務経験から遡って対応できそう、というものを間に入ってる営業会社からチョイスしてもらってそこから案件を選択してます。最近はもうしばらく実装から離れているので、もっぱらテスト設計の案件に入れるようにしてますが、技術力の低下に拍車がかかってる気がしてなりません。

 

閑話休題、最初に「Nヶ月更新」という条件で案件に入ったあと、「延長依頼」がきてそのプロジェクトを継続するか悩んでる場合に「仕事の内容はまぁいいとして、単価上げてくれないかな~」って思う場面ないでしょうか?

 

リーマンショックのときに、どこも単価がアホみたいに下がった上に要求経験は天井知らずという状況がありました。その時は「どこも不況だし、この単価でもしょうがないかな~」と納得していましたが、今は状況が違います。当時の日経平均は1万円台で、底では7000円台にもなっていました。今は、日経平均2万円台と回復してます。企業の業績も上がっていて、いい加減企業の言うとおりの単価で納得してる場合じゃない、と思います。

 

ところが、「エンジニア 単価交渉」などのキーワードで検索してもあまり強気になれなそうなページばかりひっかかります。曰く、「1年は状況をみて、それから初めて単価交渉できる~」「単価交渉はそのプロジェクトでどれだけ貢献出来たか、改善できたかがなければするべきではない~」など。

 

あくまで技術者は顧客企業の下請け、というのを肝に銘じるべき、というような言説が並びます。たしかに仕事をもらっている立場であることには事実なわけですが、単価交渉するにも1年も時間が必要とは正直ショックです。

 

というのも今入ってるプロジェクトは6月からなので大体3ヶ月。いいタイミングだと思ったので「5%くらいの単価上昇をお願いしようかな」と考えていたからです。単価50万なら25000円、60万なら30000円、70万なら35000円です。プロジェクト全体で予算は決まっているだろうから、いきなり単価の上昇をお願いするのは難しいかもしれませんが、受け入れ先からすればいつでも切ろうと思えば切れる状況でエンジニアの立場はとても弱いです。なので、稼げるときに稼ぎたいと考えるのは普通に思えるのですが...

 

そもそも「3ヶ月単位で更新」であればまだいいほうで、「1ヶ月更新」とかけっこうザラなわけです。企業側が「1ヶ月単位で更新」という綱を握っているなら、こっちは「1ヶ月単位で単価交渉するぞ」というほうが健全なのではないでしょうか?

 

  • 1ヶ月毎に単価交渉も大変なので、企業側が「3ヶ月、6ヶ月」と最初から契約期間をある程度定める。
  • エンジニア側は「最低3ヶ月、6ヶ月と仕事が確保される安心感を得る(その期間は当然単価交渉はない)」

 

というWIN-WINな関係が見えてくると思うのですが。

 

エンジニアの単価は平均1人月100万と言われていますが(あるテスト系でシェアを伸ばしている企業は1人月150万でプロジェクトに入れていました)、実際そこからエンジニア個人に降りてくる金額は考えられないほど低いです。1次請け、2次請けなどが間に入りよくわからない形でお金が搾取されているからです。SIer業界では有名な話ですが。

 

何もしてない間に入ってる人売りSIerに美味い汁を吸わせてる場合じゃないです。

(ちなみに今回の延長話では、とりあえず現状維持で契約延長ということにしました。ヘタレですね....)

 

 

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