【2020年】JSTQBの試験を受けてきました
去る2020年2月8日にJSTQBのFoundation Levelの試験を受けてきました。まだ試験結果は出ていません(3/20時点)。結果が出てないので、「どうやったら合格するか?」的な記事は書けないのですが、どうやって試験に臨んだか?をこのエントリーで書いてみたいと思います。10月にある試験までの参考にしてみてください。
試験勉強開始
JSTQBの参考書を2019年12月に書店で購入しました。購入したのはJSTQB FLシラバス2018対応の第4版です。
試験日が2020年2月8日というのは分かっていたので、逆算してスケジュールを立てました。参考書は6章構成(模擬試験含むと7章)となっており、結構ボリュームがあります。なので、実際に試験に臨む人は2ヶ月と言わずにもうちょっと余裕のあるスケジュールを組むと良いと思います。
学習スケジュール
12/28〜29
まずは第1章から順に読み進めていくことにした。1章はテストとは何か?について学ぶことになる基本の章であり、まずはここの内容をしっかり頭に入れておくことが大事だと思った。
1/4〜5
第2章では各テストレベルとテストタイプについてをそれぞれ知識として補完する。これまでなんとなく設計や実施していたテストの種類や役割について体系的に学ぶ。
1/10~11
第3章では、静的テストについてまとめられた部分を学ぶ。またレビュープロセスについて技法を含めて知識とする。実際の業務ではレビューと言っても様々で、会社ごと場合によってはチームごとで決まってなかったりする。
1/18~19
第4章では実践的なテスト技法について学ぶ。個人的にJSTQBの勉強をし始める前までずっと「同値分割法」と「境界値分析」の違いがわからなくなっていた。違いとしては年齢で成人を判定する場合に以下のような区分けになる。
・0〜19歳、20歳、21歳 ←未成年、成人、成人以上という境界値で分けるのが境界値分析
・0〜19歳、20歳以上 ←未成年、成人というグループで判別するのが同値分割法
(現実にはないがマイナス1歳とかも境界値分析の場合含めるのかな?)
1/25~26
第5章はテストマネジメント。個人的に一番苦手というか未知の領域なので、全てが新しい知識だ。嘘。さすがに何も知らずにテストを実施してきたわけないです。
テストマネージャだろうがテスターだろうがテストの実施スケジュールに関しては頭にないといけないわけで。ただ、マネージャとテスターでそれぞれ役割がはっきりしてますよ、ということである。スケジュールを見て「遅れてるかどうかだけ」見てるだけのマネージャはマネージャじゃないという話です。
2/1~2
第6章はテスト支援ツールについて。業務では未経験分野であり、自動化とかテスト管理ツールを利用したテストは行いたいとは思っているのだけど、いまだ道半ば。ただまぁよく言われているように、システム開発におけるオブジェクト指向開発が銀の弾丸ではなかったように(一言では言えない部分があるが)、自動化が決してテストに対して劇的な効果を生むモノではないというのは理解した。導入コスト、という部分がやはり一番のポイント。
2/3
第7章は巻末の模擬試験のページ。これについては、各章を読み終わったタイミングで実施して、その都度自分の理解度がどれだけになったかを把握してきたので、最後にやるだけではなかったです。
ただびっくりしたのが、このJSTQBの参考書を読む前に実施した模擬試験の結果と、各章終わりで実施した場合の結果に大した差が生まれていなかった(場合によっては勉強した後の方が結果が低かったことも)こと。
模擬試験が100点取れなかったので、本番の試験実施の本当に直前まで見直していました。※見直しておいてよかったです。今となっては。
実際に試験を受けてみての感想
模擬試験で60分実施してみると、時間が余りまくるので本試験でもさぞかし時間が余るだろうと想像していました。試験が終わった後にどれだけ見直しが出来るかが鍵だろうと考えていました。
しかし、実際の試験では模擬試験の比ではないくらい文章量が多く、1問解くにも時間がかかり40問を60分で解くのがギリギリでした。文章量もそうですが、複数の条件から一つの答えを導き出すような問題が多いです。つまりトータルで知識を求められるという感じで、模擬試験よりは格段に難易度が上がっています。
結局合格したのか?
ありがたいことに、合格できました!