底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

【ゲーム感想】ペルソナ4ザ・ゴールデン(P4G) クリアしました

前回の記事(【ゲーム感想】ペルソナ4ゴールデン(P4G)をはじめました - 底辺過ぎてちょっとビビる)からだいぶ経ってしまいましたが、クリアしてしまいました。

 

前回はインプレッション的な記事だったんだけれども、今回はクリアしたのでちょっと全体的な感想なんかも書いていきたいと思います。例によって?これからplayする人のためにもネタバレは基本的「なし」の内容です。

※ちょっと長めの記事です。ダラダラとすみません

 

f:id:starscream1999:20170806235041j:plain ※ペルソナ4の登場キャラクターたち

 

 

P4Gとはどんなゲームか

RPGというジャンルに位置するゲーム、というのは異論はないのだけど、どう考えても青春シミュレーションゲームという名称でもいいのではないか?と思う。青春シミュレーションってなんだ、と言われたら以下のような体験が出来ることを伝えたい。

 

  • 転校生としての自分
  • 居候先で新しい家族と出会う自分
  • 新しい友人関係を作り上げる自分
  • 友人たちはそれぞれ悩みを抱えていて、それらに対して色んな対処をする自分
  • 恋人を作っちゃう自分(二股・三股...かけちゃう自分)
  • 学業に精を出す自分
  • 部活に一生懸命になる自分
  • アルバイトでお金を稼ぐ自分

 

と、高校生活のIFをこのゲームでは体験することができる。そして「特殊能力に目覚めて、ある殺人事件から巻き起こる田舎町の騒動を仲間と解決する自分」というファンタジーも体験できる。通常のRPGは最後の「特殊能力に目覚めた主人公が~」という部分が柱になってゲームとして成り立つものだけれど、P4Gに関しては、あくまで柱のひとつという印象。友人関係を深める間に冒険するというプレイも人によってはあるのでは?

 

 

トータル的な感想

総プレイ時間は大体80時間程度。これを長いととるか短いととるかは人による気がする。前作P3Pは大体100時間程度かかっていたので、それよりちょっと短かった。プレイ中は時間の経過があっという間で、「そうか~80時間も経ってたか~」という印象。ひとつのダンジョンをクリアするのに、そんなに時間は要さない。当然、キャラクターのレベルアップやペルソナ獲得などで調整する時間もあるので人によるのだろうけど、2~3時間といった感じだろうか。どちらかというとダンジョン以外で時間を使う。

 

ゲームに、というかキャラクターに声優による声は基本的に不要と考えてるのだけどP4Gの声優さんたちは本当にキャラクターに命を吹き込んでるがごとく感じるとても素晴らしい仕事ぷりだった。どのキャラクターが特によかったかというのは難しいけど、

 

  • マリーのちょっとふて腐れたような感じとか
  • 千枝のボーイッシュだけど時たま見せるガーリーな部分とか
  • 雪子のおしとやかだけどちょっと抜けてる感じとか
  • 陽介の人に気を遣える感じとか
  • 完二の男らしさとアホっぽいところのバランスとか
  • りせの女の子の可愛いところ抽出したような感じとか
  • 直人の人を寄せ付けないような雰囲気と、実際は子供らしいところとか
  • 菜々子ちゃんの「こんな妹や娘がいたら最高だろうな」と思わせるところとか

 

キャラクターと声優のキャスティングがすごくよかった。唯一クマだけはほかの人でも良かったのでは?と思ってしまったけど。個人的に陽介の明るさにだいぶ救われた部分があった。キャラクターデザインとかみたらいけ好かないキャラなのかな?と思ったけど全然違った...

 

ペルソナのデザインもすごく良くて、早くバトルで使いたくてペルソナ合体が楽しみでしょうがなかった。なによりある程度ペルソナを作れるようになれば、その場その場で最強のペルソナを作り上げなくてもゲームクリアという意味では何とかなるのが良かった。凝る人は多分、難しい合体も全部やるんだろうけどそこまでしなくてもクリアに支障はないというバランスがありがたかった。もちろん全部のペルソナを作り上げたい...という気持ちはあったのだけれども。

 f:id:starscream1999:20170807011237p:plain f:id:starscream1999:20170807011810p:plain ※相変わらずデザインが最高だと思うツィツィミトルと今作で始めて合体できたスカアハ先生

 

P4GはP3同様に登場キャラクターとそれぞれコミュニティを築くこともゲームのメインとなっているので、全キャラクターとのコミュニティMAXとすることも可能なのだけど、今回は一部キャラクターとのコミュはMAXまで育てられずに終わりました。

  f:id:starscream1999:20170807000734p:plain f:id:starscream1999:20170807001146j:plain ※残念ながらコミュMAXにできなかったマリーと菜々子ちゃん 

 

せっかく攻略本を購入したのですが、ストーリーの展開を知りたくなくてあまり開くことがなかったので効率的にコミュを築くことが出来なかった。

 

異性のキャラクターとコミュMAXまで関係が進むと、恋人関係になる事が多いんだけれども、それぞれの女の子との特別なイベントが見られるのが楽しみでした。

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※雪子と千枝との二人きりのシーン。声優さんの演技がすごいので実際のゲームで体験してほしいところ

 

イベントも豊富で、季節が移り変わるたびに多種多様なイベントが盛りだくさんとやってきて、楽しませてくれました。通常のRPGからしたら狭いフィールドに見えるかもしれないあの田舎町の空間が無限の広さを持っているようでした。

f:id:starscream1999:20170807013322j:plain ※文化祭での一コマ

f:id:starscream1999:20170809012407j:plain ※仲間とバイクでおでかけ

 

 クリアしたいけど、クリアしたくないゲーム

だいたいRPGってある程度進めていくと、特にラストダンジョン前まで来ると急におっくうになる現象があると思うんだけど、ペルソナ4に関しては「先が気になってしょうがないけど、そうすると物語が終わってしまう。陽介たちと別れなくちゃいけなくなる!クリアしたくない!」という感情が自分を取り巻いて仕方がなかった。

 

これはポポロクロイス物語をプレイしたときにも同じ気持ちになったけど、それ以上の感覚だった...

 

ペルソナ4の世界って、主人公からしてみたら友人たちはみな自分を慕ってくれるし、頼ってくれるし、発言を尊重してくれるし、褒めてくれるし、異性のキャラクターからは自然と好感を持ってもらえるし、好感というかもう完全にモテモテになって言ってみればちょっとしたハーレムみたいになるし、考えられないくらい理想の詰まった世界なんだよね。

 

居心地の良さ、という意味ではゲーム世界とはいえどっぷりと浸かったままで居たいと思わせてくれる魅力しかなかった。なので、終わりに近づくにつれて「クリアしたくない」という感覚がどんどん強くなっていくという。

 

1年なんかあっという間でした。春から夏になって、秋もすぎて冬になると物語も終焉が近づくわけです。寂しくてしょうがなかった。最終的にもう一度春が来て、ペルソナ4の世界は終わりを告げました。

 

「出会いと別れ」、なんて陳腐なフレーズですけど彼らと出会って冒険に出かけて、仲間と絆を築いて、恋愛して、たまには釣りして、ってとても楽しかったです。ペルソナ3はどちらからというとシリアスな物語で切ない終わり方でしたが、テーマカラーのイエローそのままに終始楽しい雰囲気のペルソナ4はそれはそれで楽しい愉快な夢のようで覚めてしまえば抜け殻になるほどさみしいです。

 

もしまだプレイしたことがない人がいるなら、是非プレイして欲しい。

 

ペルソナ4 ザ・ゴールデン PlayStation (R) Vita the Best - PS Vita

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ペルソナ4 ダンシング・オールナイト - PS Vita

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ペルソナ4 公式設定画集

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ペルソナ4 公式パーフェクトガイド

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ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ

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