今のプロジェクトは今年の1月から参入してて、もうそろそろ終わる。前年まで会社員としてプロジェクトに入ってて当然会社から給料をもらってたわけだけど、今はフリーランスというか個人事業主としてプロジェクトに参加してるので、最初の契約時に提示された金額を毎月エージェント会社経由で頂いている。
この契約時の単価というのがいまいちどれくらいが適正なのかがよくわからない。参考になるかわからないけど、こんな記事があった
わかりやすいランキング表があったので、見てみた。
1位のScalaで年収626万円、2位のPythonで年収601万円...6位のJavaは552万円で7位のC言語は538万円だそうな。これは転職サイトで使える言語として選択した場合に得られる給与額の平均値を出したものということらしいけど、あくまで平均ということなので、上は大企業とか有名企業なら1000万くらいもらえてて、中小や零細企業なら400万とかそんな感じなんだろうか。よく見たら、最低年収でPHPの場合200万円とか書いてあるな...正社員の給料なのか???
自分は今までC系の言語で仕事をすることが多くて、以前もフリーランスで仕事をしたことがあったけど、どんなに条件が良くても単価60万円が限度だった。これに消費税が入っても65万円くらい。年収に換算すれば740万円くらいで、若いときはいいけど30歳も半ばをすぎれば会社の立場によっては普通にもらえる給料なのでは?という感じではある。1年位どっしりとやれるところならそれでいいけど、3ヶ月毎の契約とか結構多いので、場合によっては年収がガクッと下がることも考えなくてはいけないし。
実際今のプロジェクトでもらえる単価もあまり代わり映えしなくて、こんなんでやっていけるのかどうかすごく心配だ。単刀直入にエージェントの会社に「発注先からいくらもらってるんですか?」と聞きたいがタブーなのだろうか。よく言われる「エンジニアを一人雇うと100万円」というのが本当だとしたら、上位会社から自分に流れてくるまでに40万円も中抜きされていることになる。ボリ過ぎでは・・・?
言語的な違いを抜いて、詳細設計とプログラミングと単体テスト含めた案件で一体いくら貰えるのが適正なのか。基本設計からならいくらもらうべきなのか。結合試験から総合までやるなら?漠然としててさっぱりわからない。
今のプロジェクトはテストフェーズなので、そう高い単価を要求するのも難しいし、まだ貰えている方なのかもしれない。一緒に仕事している還暦間近のエンジニアはExcelもまともに使えないので、こんなのと同じ単価なのかよという気持ちもあるけど。
結局元請け→1次請け→2次請け・・・といくつも階層を経た上で仕事が降りてくるので、実際の単価はどれだけになるのかよくわからないし、やっぱり上位の会社にいないと手取りという部分でいつまでたってもババを引く感じになる。単価としてもし80万円くらいを考えるとすると一体どういった業務を要求されるんだろう。やはり最低でもPLとかだろうな...と思う。チーム全体をまとめる立ち場とか、非常にざっくりしてるけど、そういう形で入らないとそれくらい貰えないだろうなと思う。
PLとかのそういう立場ってやはりフリーである限りなかなかやれる機会って少ないと思う。わざわざ外注にPLとかのマネジメント系の業務をさせようとするだろうか。やるなら自社の社員にさせようとするのが一番だろうし。そうではなくて、一番手のかかる部分で人手が必要な実装からテストフェーズの部分をやらせようと考えるだろう。プロジェクトに入ったあとで評価されて、マネジメントをお願いされるというのはあるかもしれないけど、最初からマネジメントを要求されるというのはケースとして少ないはず。そうするといつまでたっても単価50万とかそんなんが続くわけですね。
なにより特化した経験・技術・知識がないといつまでたっても「詳細設計~実装~テスト」っていう言ってみればほとんど下流工程ばかりに携わることになってしまう。このあたりのフェーズって調整力(漠然としてますが)とか交渉力とかが身につくんじゃなくて、どちらかと言えば体力勝負の仕事。残業して、休日出社してなんとか仕事を終らせるイメージ。30代ならまだいいけど、40代超えるととたんに体力がなくなって仕事が本当に重たくなる。Excelがまともに使えないおじさんエンジニアも、おそらく加齢による影響で「短期的な記憶の定着」とかそのあたりの脳の構造が若いときに比べて劣化してしまっているんだと思う。
月収という意味では非常に魅力的な収入を得られるフリーランスだけれども、よほど能力があるとかでない限り、厳しい道であることは確実だと思う。なので、ちまちま単価50万円とかでやっている場合ではない!のだけども、もう遅い...
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