データベースにおける、データの保持形式というのは大きく3種類ある。
① 全レコード有効型
データの利用時点で、物理的に存在するデータをすべて利用する。最もシンプルなデータ保持形式。データ量は少ない。データの反映日=データの投入日
<利用方法>
select 部署名 from 部署マスタ where 部署コード = ’D00';
② 有効フラグ型
利用時点で有効フラグが 'オン(1)'のデータを利用する。フラグの'オン/オフ'で適用するマスタの制御が可能。反映日前のデータ投入が可能。
<利用方法>
select 部署名 from 部署マスタ
where 部署コード = 'D00' and
有効フラグ = 1;
③ 期間制御型
利用時点の日付情報で、該当するレコードを特定して利用する。反映日前のデータ投入が可能。※イメージ図
レコードNo 部署コード 部署名 運用開始日 運用終了日 0001 D00 システム部 10月1日 12月31日 0002 D00 システム部 8月1日 9月30日 <利用方法>
select 部署名 from 部署マスタ
where 部署コード = 'D00' and
利用日 between 運用開始日 and 運用終了日
割りとよくあるのが、①と②のパターンで、今回のプロジェクトで初めて③のデータ保存形式をみた。なぜ、あえてデータがどんどん積み上がっていくこの形式を採用しているのかはちょっとよくわからない。過去のデータを再利用したいときに、再利用しやすいようにだろうか?
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