底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

【ゲーム感想】サイバーパンクバーテンダービジュアルノベルゲームのVA-11 Hall-A(ヴァルハラ)をプレイしました

 

以前どこかのゲームサイトで紹介されていたゲーム画面を見てから、非常に興味は持ったものの、「日本語未対応」ということもあり華麗にスルーしていたVA-11 Hall-A(以下、ヴァルハラ)。この度、PSストアのセールで見かけたのでこれを機に購入!

 

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バーテンダーのジルちゃん

 

VA-11 Hall-Aとはどんなゲームなのか?

ジャンルとしては、「ビジュアルノベルゲーム」に分類される。プレイヤーはバーテンダーのジルになってお客さんの要望に答えてカクテルを振る舞い、お客さんと会話する...という感じです。本当にカクテル作ってお客さんと会話するだけです。通常のノベルゲームなら(あまり詳しくないけど)、テキストを読んで途中で出てくる分岐を選択することでストーリーが変わるんだろうけども、ヴァルハラの場合その分岐を選択する行為に当たるのがカクテル作成に当たるわけです。

 

バーテンダーであるジル(あなた)は、お客さんの要望に従って要求通りのカクテルを提供してもいいし、全く要求外のカクテルを提供してもいい。要求通りのカクテルでもアルコール濃度をあげることでお客さんが酔っ払っちゃって本当なら話さないようなことも喋るようになる、なんてこともある。

 

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個性豊かなお客さんたち

 

ということなので、正直ゲーム性という意味ではなにもない。カクテル作成時は作るカクテルによって混ぜるリキュールの量とシェイクする時間とかを正確に作らないと必ず失敗するので、きちんとレシピ通りに作らないとダメというのはあるけども、レシピをちゃんと見ながら作れば操作ミスでもしない限り失敗はない。

 

ただ、ゲーム性がないとはいえなんでヴァルハラが面白いかというとその世界観がいいからなのだ。

 

VA-11 Hall-Aの世界観

207X年のちょっと未来のグリッチシティという都市が舞台。ゲームタイトルになってる「VA-11 Hall-A」とはグリッチシティのVA地区の11番地にあるホール(Hall)Aという意味。なかなかニクイですね。合わせてヴァルハラと呼ばれている...という設定。

 

また80年代から90年代のジャパニーズアニメーションのようなサイバーパンク感満載で、お客さんは「男で女でもどんなプレイでも対応するアンドロイド」とか「WEBメディアの編集長」とか「アンドロイド歌姫」とか「巨乳ハッカー」とか個性豊か!そしてなにより20年位前によくあったPCゲームみたいなドット絵のグラフィックが古いのに新しく感じる。

 

SFは好きでもここまで突き抜けたサイバーパンク感のあるゲームはほとんど見かけないので、サイバーパンクに飢えてた自分のような人には砂漠のオアシスのようなゲームです。

 

なによりテキストがよい

海外ディベロッパー(なんとベネズエラソフトハウス)作の日本語化ということで翻訳も不安だったけど、実際にプレイしてみたらまったくの杞憂だった!2ch(今は5chか)で使われてるようなネットスラングも普通にテキストに馴染んでるし、かなり際どい下ネタも当たり前のように会話になってるし、そもそも会話全体が言ってみれば洋画の吹き替えを読むような、海外SF小説を読むような感じでとても自然。

 

なにより登場するキャラクターの設定がしっかりしていて嘘くささがあまりないので、ぶっ飛んだサイバーパンクの世界観でもキャラクターが浮いていない。

 

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バーのオーナー、デイナ。女性です。

 

まだクリアしてないけど

こういうビジュアルノベルは大きな目的があるはずで、例えば恋愛系のゲームであれば誰かと結ばれるとか、ミステリー系であればなにか事件を解決するとかわかりやすい目的がゲームをクリアするためのモチベーションになるわけだけど、このヴァルハラに関しては特に目的らしき目的ものはない。

 

ゲームプレイ的にも話毎に内容につながりはないので(客の好みの酒、というのを覚えていないといけないケースもあるので、完全につながりがないかといえばないわけじゃない)、どのタイミングでゲームをやめても問題ないのがいい。

 

ゲームをプレイする前の「お酒を用意してゆったりプレイしてね」というようなアナウンスが表示されるけども、本当にそんな「構えないで出来るゲーム」という感じ。ただ、最近ペルソナをプレイして感じたけれど、「この世界から離れたくないな~」という思いをこのヴァルハラにも感じてきているので正直サクサク進めてクリアしたくないと思い始めている。

 

今のところ3話目(正確にはゲーム内では特に何話目とかっていう区切りはない。バーでの仕事が終わったらインターバルを挟むだけ)くらいまでしか進めてないので全体のボリュームが見えてこない。出来ればアホほどボリュームがあるといいなぁ。

 

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ちなみにゲーム内のジュークボックスに設定できる音楽もとてもいいです。ぜひサントラとか欲しいな~って思っちゃうレベル。

 

ちなみにバーテンダーのジルは店のオーナーであるデイナを好きという、百合的な要素も普通にあって個人的にはあまり興味ない分野でもあるけどそういうのが好きな人も楽しめるゲームです。

 

 

VA-11 Hall-A (ヴァルハラ) - PSVita

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