底辺過ぎてちょっとビビる

26歳からIT業界にいるエンジニアが、まったく成長できてないことを確認するブログ。備忘録的に使いたいとも考えています。

ASKA逮捕に思うこと

今朝、Yahoo!ニュースのトピックに上がっていた「ASKA覚せい剤所持で逮捕」のニュースを読んでとても驚いている。

 

 

以前週刊誌に薬物使用疑惑ですっぱ抜かれた時はASKA本人が否定していたことで、「多分何か誤解があったんだろう」と前向きに思っていたのだけど。ファンの50%くらいは「ASKAは薬物なんてやっていない」と信じていたと思う。それが今回逮捕されてしまったことで完全に崩れてしまった。正直すごくショックだ。

 

そして僕よりショックを受けているに違いないのは母だ。

 

母は今年で65歳になるが、チャゲアスファン歴20年なのだ。ファンとしては古株だと思う。チャゲアスファンというよりASKAファンなのだけど、ビジュアル系ブームが来ようが韓流ブームが来ようが、なんだろうが一切ブレずにASKA一筋でここまで20年やってきた。

 

チャゲアスのコンサートはもちろん、ASKAのソロコンサートも嬉しそうに出かけていくし、ファンクラブの会報はなぜか2部とっているし、ドライブで出かければ必ずチャゲアスのCDをかけて欲しいとねだる。

 

そんな母が今回の事件で心の支えを失って潰れてしまわないか不安だ。チャゲアスがコンビ解消をした時に、復活を強く願っていたし去年のチャゲアス復活コンサートも僕を誘ってきたくらいなのだから。

 

そもそも母がチャゲアスファンになったきっかけは、僕だ。中学1年から2年にかけてチャゲアスのCDが大ヒットした時、僕もチャゲアスに大ハマリした(初めて買ったチャゲアスのCDはレンタルショップで中古落ちした「GUYS」だったのを強く覚えている)。

 

当時お小遣いは月に2000円程度だったので新譜を購入することができなかったので、自転車で街まで繰り出して昔のチャゲアスの中古アルバムを買い漁った。ちょうどその時の友人たちの何人かも同じようにチャゲアスファンだったので、CDを貸し借りしあったり、学校の帰り道にチャゲアスの歌を歌ったりした。

 

その中の友達が、LIVEUFO(当時フジテレビが主催した音楽イベント)のビデオを録画したのを僕の家で見た時に、ちょうど母がテレビの映像を見てASKAの声と顔に一目惚れしてしまったのだ。

 

それから20年。ずっとチャゲアスファンを続けている。僕といえば、高校に上がった時に色んなアーティストに浮気を続けて今はどちらかと言えばチャゲアスファンには変わらないけど、CDを買うほどではないし(母が買うし)洋楽一辺倒になってしまっている。

 

今回の事件、ASKA自身は否定しているが陽性反応も出てしまっているし自宅捜索の結果いくつも道具や薬が見つかってしまっている。なんでASKAほどの人が薬に手を出してしまったのかわからないけど、ファンがどれだけショックを受けるかわからなかったのかな・・・。

 

音楽家自身と音楽は別物だと思っている。のりピー覚せい剤やってようが夢冒険はいい曲だし。だけど、素直に聞けなくなっちゃったのは確か。

 

 

母は、ファンクラブを解約したそうだ。

『もうコンサートもなさそうだしね』って寂しそうに言ってた。