メタルマックス4をやってる途中なのだけど、前から遊んでみたかった「空の軌跡シリーズ」に手を出してみました。
ドラクエやFFといった超メジャーでもないのですが、なんていうか本格RPGの匂いがすごくするので、やってみたいという感覚が常にありました。
ちなみに購入したのは、PSP版ではなくHDリマスターのPS3の方。「空の軌跡FC改」というやつです。以下、「FC改」とします。
英雄伝説 空の軌跡FC←公式サイト
この「空の軌跡シリーズ」を作成しているファルコムというメーカーは昔から名前だけは知っていました。「Ys(イース)」というアクションRPGが特に有名だったと思います。正直子供の頃からアクションが特に苦手で、ゼルダにしろ、ロックマンにしろ、マリオにしろクリアした覚えが全くありません。常に序盤で諦めてしまいます。
当然、「イース」も遊んでません。ただ、ストーリーの評価が高いことは知っていたのです。今遊んでいる「FC改」は純粋なRPGなので、アクション要素もなく、普通に遊べます。
登場キャラクターはこんな感じ
①主人公:エステル・ブライト
とても明るく元気な女の子。ヒロインではなく、この物語の主人公。
16歳という設定だけど、ちょっと幼い感じがあります。これが男の子の主人公だった場合、ものすごいテンプレ主人公になっていたと思います。
②主人公の家族:ヨシュア・ブライト
エステルがお転婆少女なので、その相棒というかパートナーのこの少年は年齢以上に落ち着いていて、二人のバランスがとれている感じ。ある事情によりブライト家の養子になっている。
③エステルとヨシュアの父親:カシウス・ブライト
遊撃士とよばれる職業(警察と軍隊を足して割ったような組織)のベテラン。
④エステルとヨシュアの先輩遊撃士:シェラザード・ハーヴェイ
腕利き遊撃士の女性。エステル、ヨシュアが頼りにしている。
まだプレイ時間10時間程度なので、メインの登場人物はこんな感じ。細かい話になるけど、パッケージのキャラクターデザインとゲーム上のキャラクターデザインは微妙に異なる。パッケージの方は男性デザイナーで、多分、ゲームの方は女性デザイナーかな。なんとなく。
どちらかと言うとパッケージの方のキャラクターデザインのほうが好みなんだけど、まぁしょうがない。(個人的に、『中年とかの顔に髭だけつけておじさんです』、というデザインはちょっと好きではない。若い人物はかけるが、年齢の上がった人物は描けないのだろうと思ってしまう。)
この「FC改」はドラクエタイプのRPGではなく、どちらかと言えばFFタイプのRPGで、ゲームの主人公はプレイヤーの分身ではない。なので、ストーリーにどれだけ入り込めるかというのが結構大事。
メタルマックスやウィザードリイ、最近だと世界樹の迷宮シリーズなんかは自分で物語を(ある意味)紡いで進めるタイプだけど、FFやこのFC改なんかは既におおまかなシナリオが出来上がっている上を進んでいくタイプ。
最近はドラクエもプレイヤーの分身というよりはFFチックになってきているとは思う。つまり、主人公が自分の主義主張をペラペラ喋るタイプかそうでないかという違いか。
まだ遊んで10時間程度。物語の序盤な為そこまでシリアスな話になっていないこともあり、まずは主人公やその周りの人物を好きになれるかどうかという段階。
ヨシュアは年齢の割に大人っぽいというか、背伸びした感じの台詞回しなのでちょっととっつきにくいけれど、主人公のエステルはまっすぐな感じで好感が持てる。
エステルが猪突猛進型というかあまり深く考えないタイプなのと、ヨシュアはどちらかと言うと参謀的な役割で、エステルの暴走を止める感じ。この二人のやりとりもほほえましい感じ。
世界設定とかはこんな感じ
エネルギー革命が起きて50年経った世界となっている。このエネルギー革命は石油とか電気ではなくてもっと魔法的なエネルギーで、いろいろな分野でこのエネルギーが使われている。
自動車はそこまで普及してないけど、飛空艇みたいな乗り物があり交通機関として利用されている。船もあるらしいが、飛空艇に役割を奪われている。ゲームに登場するのは、今のところトラクターと荷物運搬用の貨物車的なものと飛空艇。
50年足らずでここまで文明が進化するかな、という気もするし妥当なような気もする。絶対こういう設定のRPGの場合自動車が普及していることがないのは何故なんだろう。似たような産業革命を題材としているゲームで言えば「バンピートロット」はあちらこちらに自動車が走り回っていてとてもリアルだった。庶民はまず、自分で動かせる自動車を欲しいと思うだろうし、自動車的な乗り物がないのは不自然な気がするのだけど。
物語上、ある都市からある都市へ移動することがあるのだけど徒歩で移動しているのは何故なんだろう*1。飛空艇は存在しているのに、公共機関がそれしかないというのもなんか変じゃないですかね。まぁ、道中モンスターと戦ってレベルアップする必要があるというのはわかりますが。
主人公たちは「遊撃士協会」と呼ばれる組織に属しており、遊撃士はそのエネルギーを魔法的なものに変換してモンスター退治などをしている。遊撃士協会というのは、軍隊と警察を足して割ったような組織で色々なところから依頼を受ける。
この依頼がゲーム的に言えば、「クエスト」で、クリアすることでお金やポイントを得ることが出来る。モンスターを狩るとか物を探してとかありきたりだけど今のところ面白い。
戦闘システムもサクサクとして軽快で面白い。
このゲームはフルボイスではないけど、戦闘時にはキャラクターが掛け声などを出す。このくらいのバランスがちょうどいいと思います。レベルは上がりにくいけど、レベルが上がることで戦闘がだいぶ違ってくるので頑張ってレベル上げしちゃおうかなという気になる。
キャラクター、シナリオ、世界設定、システム周りについては今のところ特に大きな不満はありません(むしろどんな世界があるのか楽しみになる感じ)が2つだけ。
- マップで今どこにいるのかがよくわからなくなるのが困る。L1ボタン、R1ボタンでマップをグルグル回すことができるのだけどこれが酔う。ダンジョンでも今どこにいるかちょっと把握しにくい気がする。慣れなのだろうか・・・?
- 色々なオブジェクト(本棚だったり、なんかの機械とか)が転がっているがどれも調べたりすることが出来ないこと。これが個人的に結構ショック。
まぁゲーム本編と全く関係ないね。
PS3でPRGというと正直あまりないし、PSPがあったらやってたのに・・・というのをHDリマスタのお陰で遊べるのは非常に嬉しい。
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*1:遊撃士としての修行のためでした